よくある質問
プラスチック成形や荒木製作所に関してお客様からよく尋ねられる質問集とその回答です。ここに掲載していない疑問点などはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
圧空・真空成形の成形方法に関する質問
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圧空・真空成形とは何ですか? |
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圧空・真空成形は熱成形のひとつです。 熱可塑性樹脂板 (ねつかそせい: 加熱すると柔らかくなり、冷やすと固くなる) を加熱軟化させた状態で型と真空を使って形を整え、冷却して成形化する方法です。また、型は凸型凹型のどちらか片側だけで成形します。 ※各成型方法の詳細は『お役立ち情報 > 圧空・真空成形の工程』を参照ください。 |
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圧空成形と真空成形の違いは何ですか? |
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真空成形は成形工程で加熱によって軟化した樹脂板と型の空間を真空状態にすることで、樹脂板が大気圧に押されて型に密着します。その状態で冷却し形状化する成形方法です。 圧空成形は大気圧に押された樹脂板が型に密着する際、大気圧側から圧縮空気も加えながら成形をします。その為、真空成形と比べて、材料を型に強く密着させることができるので型形状の再現性が高いことが特長となります。 真空成形で製作出来る形状は圧空成形でも出来ますが、圧空成形で製作出来る形状は真空成形では出来ません。 ※各成型方法の詳細は『お役立ち情報 > 圧空・真空成形の工程』を参照ください。 |
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圧空成形と真空成形はどのように使い分けをすればよいですか? |
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シャープなラインと曲線を組み合わせた形状をデザインに取り入れたい場合は圧空成形がお勧めです。 透明材料や艶がある材料など、材料そのものの風合いを取り入れた成形を御検討の場合は真空成形 (凸型利用) がお勧めです。 |
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圧空・真空成形はどのようなところで使用されていますか? |
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分野を問わず幅広い用途で使用されています。 弊社では医療機器, 計測機器, 電子機器, その他の少量生産装置の外装カバーなどでよく使用して頂いています。 |
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圧空・真空成形と他の製法との使い分けはどのように判断すればよいですか? |
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製品サイズと生産数量 (1ロットまたは生涯台数) によって使い分けられます。 |
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圧空・真空成形品は最大でどのくらいのサイズまで成形可能ですか? |
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弊社では約W2000×D1000×H400 (mm) までは実績があります。これ以上のサイズの場合は一度ご相談ください。 |
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圧空・真空成形は最も小さいものはどのくらいまでできますか? |
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弊社では約W50×D50×H20 (mm) まで実績があります。これ以下のサイズの場合は一度ご相談ください。 |
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初品の納期はどのくらいですか? |
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型や冶具などの新規製作で約1ヶ月半程度頂ければ対応可能です。 |
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量産手配の場合の納期はどのくらいですか? |
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型や冶具などが完成していれば約2週間です。 |
使用する材料に関する質問
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圧空・真空成形で使用できる材料はどのようなものがありますか? |
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基本的には熱可塑性プラスチックであること、板の形状であることが必要です。
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材料はRoHS対応できていますか? |
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弊社ではRoHS対応品のみを使用しています。 ただし、お客様ご要求によりRoHS対応品以外を使用することもありますのでそちらは識別して管理し対応しております。 |
後加工に関する質問
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リブやボスなどの形状が必要な場合はどうしたらよいですか? |
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樹脂加工品や成形部品を溶着することで対応します。 |